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今回は２０１４年１月時点でのアメリカでの全国的な商業物件のキャップレート（利回り）の平均についてである。


これらを見ると商業物件のキャップレートの順位がわかる。キャップレートは物件価格と家賃収入の比率であるのでこれが低いという事は家賃収入と比較して物件価格が高い、という事になる。

最も低いのが都市のＡ級アパートメントで、その次は郊外のＡ級アパートメントである。更には都会のＢ級アパートメント、郊外のＢ級アパートメントと続く。

一般的にも住居系物件投資はリスクが低いと考えられている。なぜなら住居は基本的には景気の波には大きく影響しないからである。

またキャップレートが高いという事はリスクも高い、と考えられ、アパートメント投資は商業物件の中では収益性が低いとともにリスクも低い、と言えよう。


日本もおそらくこれに近い順位となる思われるが、今後米国でのアパートメント取得の際の参考にされたい。そして、通常においては利回り（キャップレート）が高い、という物件はリスクも高いと考えるほうが無難であろう。

特に２０や３０％もの利回りがある物件にはその理由も鑑みたうえでかなり慎重に投資を行うべきであろう。


１．都市にあるＡ級アパートメント　５．７５％

２. 郊外にあるＡ級アパートメント　６．００％

３．都市にあるＢ級アパートメント　６．２５％

４．郊外にあるＢ級アパートメント　６．５％

５．地域のモールにある小売店舗　　７．０％

６．地域の小売センターＡ級　　　　７．３８％

７．ビジネス街のオフィスＡ級　　　７. ５０％

８．近所の小売店舗Ａ級　　　　　　７．５０％

９．工場関連　　　　　　　　　　　　７. ５０％

１０.郊外のオフィスＡ級　　　　　 ８. ００％

出所：Integra Realty Resources