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【気になる話題】『従業員数、設立時期、運用資産で見るスイス・プライベート・バンク』

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従業員数、設立時期、運用残高で見るスイス・プライベート・バンク概要(2015年9月調べ)

この4つのプライベートバンクの中ではEFG銀行の従業員数がずば抜けて大きいことが分かる。同様に上場しているジュリアスベアや非上場のピクテ銀行の方が運用残高が大きいにも関わらず、その従業員数はEFG銀行の2分の1以下である。

つまり、このことはEFG銀行は経営効率が悪く、人件費率は他のプライベートバンクよりも高い。そして、それをカバーするにはより多くの手数料を顧客から徴収して利益をあげなければならない、という事になることがお分かりになるであろうか。

更には1995年設立という事でかなりの営業努力でここまでの運用残高を短期間に積み上げてきたものと容易に想像できる。

こういった新興のプライベートバンクは軒並み、営業には非常に積極的ではあるが、顧客にとってはあまり優位なサービスを受けられない事が多い。

実際、過去には様々な苦情や問題点が顧客より報告されていた点もこれらのデータからの推測を裏付けているのである。

こういった客観的なデータもプライベートバンクを選定する際に参考にしたいものだ。

EFG銀行
スイス上場
1995年設立
従業員 12,000人
運用残高 約23.6兆円

ジュリアス・ベア銀行
スイス上場
1890年設立
従業員 5,390人
運用残高 約30.9兆円

ピクテ銀行
非上場
1805年設立
従業員 3,715人
運用残高 約53.0兆円

ミラボー銀行
非上場
1819年設立
従業員 700人
運用残高 約3.3兆円

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