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【気になる話題】『OECD加盟のオフショア・センターの「グランド・オープン」』

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JKWメールマガジン vol.89 2016-04-19

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豊かで充実をした人生を目指す皆さまに、資産家、富裕層、投資家向け、
資産運用、管理、投資に関する耳よりの情報、第89号をお送りします。

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既存のオフショア・センターにおいて守秘性は無くなる(=無い)

今後、ほとんどの国の金融機関において各国の税務当局等と自動的に情報交換が実

施されることとなります。これにはスイス、シンガポール、香港と今までは世界の冠たる

オフショア・センターとして発展してきた地域や、英国、フランス、ドイツ、日本などのOE

CD加盟国まで含まれることとなります。


オフショア・センターに会社を設立しても無駄-パナマ文書

そして今回の「パナマ文書」の公開により、個人口座の情報が自動交換されるようになっ

たとしても、ペーパーカンパニーを設立して口座を開設すればある程度の匿名性が維持

できるはずだ、という淡い期待も打ち砕かれた事になります。


既存のオフショア地域は資産運用力など、守秘性以外で勝負

スイス、シンガポール、香港、その他、今までの多くのオフショア・センターにある金融

機関には、口座を開設している顧客の情報が守られる、といった守秘性が期待出来なく

なるどころか、各国の当局からは今回の口座情報自動交換の最重要ターゲットとなって

います。今後は「資産運用力」などの分野だけで勝負をしなければならなくなってきてい

ます。


口座情報の自動交換をしない大国とは

常々このサイトやメルマガを読まれている紳士、淑女の皆さんにはご周知の事ではあります

が、この世界的規模で行われる口座情報の自動交換に参加しない大国があります。それ

がアメリカ合国なのです。この事実についてはあまり日本では知られてないようですが、

既にヨーロッパ等から「新しいスイス」として注目されヨーロッパ等から資金が大量に流入

している、という実態もあるようです。


感情的な判断では無く、客観的かつ冷静な判断が分れ目

日本でもアメリカに対して、ネガティブな感情やイメージを持つ方々も少なくない様に感じま

すが、過去の概念や感情にとらわれて行動しては未来すら失ってしまう事になりかねない

のは明治維新などの体制が大きく変わった時代などを検証すれば直ぐに分かることでは

ないでしょうか。


世界の「プライベート・バンク難民」、「オフショア難民」の「ラスト・リゾート」

この様に、規制が厳しくなってしまった結果、コンプライアンス上の理由からスイス、シンガ

ポール等に今預けている資金を移動しざるを得ず、その受け皿となるアメリカへの資金移

動が静かに進んでいるのです。とは言いつつもそのアメリカ自体も、非居住者の口座開設

については厳しくなりつつもあります。


行動を起こすならば迅速かつにしなやかに

もし紳士、淑女の皆さんがアメリカでの資産運用管理にご興味がおありなのであればお早め

に行動を起こす事をお薦めします。既にスイスのプライベート・バンクと同等またはそれ

上に率的、合理的なインフラが構築されているかもしれません。■

uehara

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