【気になる話題】「『厳選世界優良株式』ファンドです。」
2017.02.02 投資関連
今回は『厳選世界優良株式』ファンドです。
今回のファンドは、世界中の株式の中で優良銘柄に厳選して(50銘柄以下)集中的に投資する、って言う面白そうなファンドです。
実際に調べてみると、2016年12月末でなんと、わずか26銘柄しか投資をしていません!!
因みに、運用残高は968.2百万ドル(約1100億円)です。これって、保有銘柄がめちゃくちゃ少ないと思うんですが。(笑)
うーん、1株あたり約42億円も配分してる計算です!
日本にも日本株30銘柄しか投資をしない、なんていう投資信託もありますが、現段階ではそれよりも数が少ない、って言う事から『厳選世界優良株式ファンド』と名付けられたファンドなのです。もっとも、名付けの親は筆者ですが。(笑)
特徴としては集中して投資をするので高い運用収益が期待できる点と、分散されていないのでやや変動率が高くなる傾向がある、という事なのですが、この一本に皆さんが投資をしていれば、世界の優良銘柄に一発で集中投資できる、って言う便利なファンドでもあるんです。
以下その概要です。
運用開始年月日 : 2005年9月26日
運用開始からの年率収益 : 6.22%(機関投資家向)(通貨によって異なる)
運用資産 : 968.2百万ドル(約1,100億円)
モーニング・スター : ★★★★★ (5ツ星)
最低投資金額 : 不明
売却・解約 : 毎日可能(4日後に決済)
通貨 : 米ドル、ユーロ、英ポンド
実際に2006年12月に100,000米ドルを投資したと仮定すると、この資産は現在164,200米ドルまで増加しています。つまり、約64%の運用収益という事になります。
これが『厳選世界優良株式ファンド』の2016年12月末の業種別資産配分です。
医療関連、消費財、金融、娯楽、運輸運送などが上位5業種となっていますが、金融だけはベンチマークよりも組み入れ比重が低くなっていることがわかりますよね?
この調整がベンチマークを上回るための仕組みのひとつ、ということなんでしょう。
『厳選世界優良株式』ファンドの2016年12月末の上位持ち株と上位通貨配分です。
組み入れ銘柄には、ビザカード、セモ・フィッシャー・サイエンティフィック、アクセンチュア、ハネウエル、ウォルト・デズニーなどが上位に組み入れられていますね。
そして・・・やはりアメリカの銘柄が圧倒的に多い印象ですかね。アメリカが世界経済を牽引しているっていうのが現実ということですね。
富裕層が投資する流動性、信頼性、透明性が高い、優良なファンドは他にもあります。
そんな中で、特に流動性は重要で「1か月に一回」というのは皆さんにはお薦めしません。解約まで1カ月もかかっていては情勢が大きく変わる可能性があるからです。
(注)これらの文章はあくまでも情報提供を目的としており、金融商品の売買やその勧誘を目的にはしておりませんのでご留意ください。