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【気になる話題】「アメリカではマイホームを『優秀な公立小学校』で買います。」

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JKWメールマガジン vol.124 2017-03-21

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豊かで充実をした人生を目指す皆さんに、資産家、富裕層、

投資家向け、資産運用、管理、投資に関する耳よりの情報、第124号をお送りします。

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「アメリカではマイホームを『優秀な公立小学校』で買います。」

アメリカでは不動産の評価で、その不動産のある学区、特に小学校の学力レベ

ル等が重要なことを知っていましたか?


アメリカでは日本の様な越境入学が非常に難しい事もあり、学区内の公立小学校のレベ

ルに住民のレベルがそのまま反映されるのが普通なのです。これも多民族、多宗教と

多様性がある国ならでの知恵なのかもしれません。


実に合理的です。


つまり学区の小学校のレベルが高い、という事は当然ならがある程度親のレベルも高い、

という事になります。ここでいう『レベル』というのは学力だけでは無く、年収、学歴、モラル、

その他、あらゆる要素が含まれてきます。


もちろん、例外として公立小学校のレベルが低い学区でも、私立小学校に通わせていると

いう選択の可能性もありますが、それでも公立小学校のレベルが低いという事だけで、そ

の地域の住環境が判断され、不動産価値が低くなることには変わりません。


「住むなら公立小学校のレベルが高い学区が良いのです。」

実はこれはアメリカだけの話でもありません。こんなことから子供が居ても居なくて

も、公立小学校のレベルが高い学区に住む方が良い、という理由が良く分かると思います。


これは日本もある程度は同じことが言えます。ポイントは公立小学校のレベルです。


レベルの高い私立小学校の周辺も同じ事がいえますが、東京都心の様に電車でも通える

環境があれば必ずも周辺に住む必要が無いので住民の質には反映されません。


「日本で官舎や大手企業の社宅のある学区の不動産が良いのも

理由です。」

アメリカ・カリフォルニアでは、例え公立小学校であっても、素行の悪かったり、成績が悪か

ったりすると、レベルの高い公立小学校にはいられません。レベルの低い公立小学校に行

くか、補助金を受けて専門の私立の学校に転校させられる事にります。もちろん素行や

成績が戻ればレベルの高い公立小学校にも、もどれます。


日本がアメリカと事情が違うのは、官舎や大手企業の社宅がある地域は日本では公立小学

校のレベルが高いと言うケースです。その学区に関しては子供が大きくなると、他に引っ越

すことが多いのでずっと、そこの住民であることは稀かもしれません。


「良い公立小学校のある学区の不動産には需要があります。

それでも、そういったレベルの高い公立小学校の学区に、わざわざ引っ越して来るような需

要がある訳ですから、賃貸需要もあり、当然ながら不動産の価値も高くなって然るべきで

しょう。


ところが日本の場合は公立小学校の客観的評価が統一した形式で公表されていないので、

口コミに頼らなければならないのが問題です。また、あまりにも学区内が人口動態が雑多で

あるため、学区内での質も管理でききれて無いかもしれません。


東京やその周辺に関しては、筆者の印象では、敢えて優良公立小学校について公には教え

ない様な傾向もあり、中々、良い公立小学校のある学区を見つけるのが難しいのかもしれ

ません。


「学力の高い学区で高い不動産を買って、公立小学校に行かせのと、そこ

そこの学力の学区でそこそこの不動産を買って私立小学校に行かせるのは経済的

には同じかも知れません。」

もちろん、私立小学校の方に行かせるメリットは、短期的なキャッシュフローの面だけから

判断すべきではないかもしれません。しかし、あまり特徴のない私立であれば、公立の方が

良いこともままあるかもしれません。何よりもそこそこの学力の学区に、住むよりは高い学力

の学区に、住む方が毎日の生活ではメリットが多い様に思えるからです。


いずれにせよ、日本でも公立小学校の学区における質の管理をもっと徹底させるべきで

しょう。


つまり、ある小学校に来る生徒はある程度の水準を持って均質性があり、親のレベルも

同様、という点をもっと明確にして管理するのです。


あくまでもアメリカでの事情が前提ですが、公立学校のレベルが、質の低い生徒に引っ張

られてしまうのであれば、全ての公立学校の質が低下してしまい、動機の高い生徒の邪魔

になるだけでなく、学区や地域全体のレベルが低下することを意味します。


そしてこれは当然不動産の価値にも影響するのです。


「だからアメリカでは良い公立小学校のある学区の不動産は価値が

高いんです。」

日本ではそれほど重視されていませんが、アメリカの住宅用不動産においては学校区は

かなり重要です。高級住宅地を抱える学校区の小学校はほぼ全てと言ってよいほど優良

校です。


日本の様に、不動産の価格は高くとも、小中学校が荒れていている、等とういうミスマッチは

あり得ません。むしろ、あってはいけないのです。『高級住宅地』が聞いて笑ってしまい

ます。


日本でも住宅用不動産の評価には公立学区の水準、という観点をもっと重視するべきでは

ないでしょうか。同時に行政も、もっときめ細かく学区内の公立小学校等の質の管理に注力

するべきでしょう。


納税者は払っている税金に見合った、より良いサービスを正当な権利としてもっと

行政に要求するべきです努力や主張を一切せずに従順なだけでは何も生まれな

いのです。むしろ、軽蔑されて利用されるのが落ちです。

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