スイスの『生粋のプライベート・バンカー』は僅か6行です。スイスでは「プライベート・バンカー」という言葉は、その経営者が無限責任を負って経営される、今ではスイスにしかないかなり特殊な銀行を指していることは知っていますよね? 一昔前までは、この「プライベート・バンカー」こそが「生粋のスイス銀行」「プライベート・バンクの中のプライベート・バンク」である、とまで言われていました。しかし、その後「無限に責任を負う」という事実の重大さが見直され、大きなプライベート・バンカー達は、形態を有限責任に改組しました。 その結果、経営者が無限に責任を負う「プライベート・バンカー」達は僅か6行にまで減少していますが現存しています。まさに「スイスの奇跡」ともいえるでしょう。よければこちらのホーム・ページも参考にしてください。下の画像をクリックするとSwiss Private Bankers Associationに移動します。 今のスイスの『プライベート・バンカー』は小さい銀行も含まれてます。スイスの無限責任の「プライベート・バンカー」の実態について知らなくとも無理はありませんが、もし今後お金を預けるのであれば、この半分は従業員が100人にも満たない、小さな銀行であることを知っておいてください。 まあ「プライベート・バンカー」達は自分たちを「銀行ではなく資産運用の会社」と自称していますから従業員が100人に満たなくとも問題無いのですが、少し不安ですよね?それらは預かり資産1兆円にも満たない銀行ですから。 だから、もし安心してスイスの「プライベート・バンカー」に資金を預けたいのであれば、上位の3行にすることをお薦めしたいと思います。それ以外の銀行では、日本に住んでいる遠距離の外国人には不向きだと思います。 是非、参考にしてください。 (注)これらはあくまでも情報提供を目的としており、売買の勧誘を目的にはしておりませんのでご留意ください。 |
スイスの「生粋のプライベート・バンカー」の話です。
2017.06.01 プライベート・バンキング