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「マイ・ナンバー」と要求される情報を提出するまで口座は凍結します。

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今回は『CRS』の話です。

「CRS」とは、共通報告基準のことで、各国の口座情報の報告に関する国際基準のことです。アメリカを除くスイスやシンガポールにある自分のプライベートバンク口座の情報が自動的に日本の管轄税務署に開示されるのがまだ先の話だと思っている人も多いようです。

マッターホルン

既にゆうちょ銀行や銀行では海外送金・入金にマイナンバーを明記する事を義務付けています。「マイ・ナンバー」というのは英語ではTIN (Tax Identification Number) と呼ばれ「納税者番号」というのがその「正確」な意味です。

今年は既に海外の銀行から『「マイ・ナンバー」と要求される情報を提出するまで、口座は凍結します。』というレターが送付されている方は決して少なくないと思います。

「税務申告」や「国外財産調書」を出していたとしても、びっくりしたのではないでしょうか?

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来年(2018年)からスイスやシンガポールにある口座の中身を、全て報告されます。

この『CRS』での情報開示ですが2018年から正式に始まります。まだそのインパクトについては未知数な点も多々あります。「星の数ほどある口座情報をどうやって管理するのか?まだまだ先のことじゃないのか?」と思っているかもしれません。

しかし、今回の仕組みは各国の「納税者番号」を基に全てを電子データ化して、コンピュータで紐づけを行う、という趣旨の物です。

原則「マイ・ナンバー」さえあれば瞬時に名寄せ作業が完了しますので、一応は留意しておいた方が良いようにも思います。

今年も残り3か月となりました。

みなさんの口座情報も、この様に来年からは(アメリカを除き)ほぼすべての海外の金融機関の情報が、日本国内でも管理されるようになります。OECD以外の国でインフラの整っていない国々の金融機関などでは遅延なども予想されますが、それでも時間の問題です。

この守秘性の観点からは、寧ろ海外の口座は目立ってしまう事になるかもしれません。

ですから、もし「守秘性」が重要であれば、何処の国でサービスを利用するかは熟慮してください。

是非、参考にしてください。

皆様からのお問合せも歓迎いたします。現在、海外にある資金についての相談は30分間無料で受け付けています。

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(注)これらの文章はあくまでも情報提供を目的としており、金融商品の売買やその勧誘を目的にはしておりませんのでご留意ください。

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