「『ザ・タートル-投資家達の士官学校(日経BP社)』復刻版出版決定。」
2018.06.09 投資関連
「2009年に出版された『ザ・タートル』が好評により復刻!」
今回は弊社代表でもある遠坂淳一の監訳にて2009年に日経BP社から出版された「ザ・タートル-投資家達の士官学校」の復刻版の出版決定のお知らせです。
2009年と言うと、ちょうど金融危機が起き世界中の金融市場が混乱、そして大きく下落をした激動の時期でもあります。
そんな最悪のタイミングで出版された「ザ・タートル-投資家達の士官学校」ですが、それなりに好評を得た本です。しかし、日本以上にアメリカではこの本は売れています。
今回、この「ザ・タートル-投資家達の士官学校」復刻版が紙媒体に加えて電子媒体、音声などでも出版される運びとなっています。
「10年の時を経ても色褪せないトレンド・フォローとタートル・トレーダー達の話。」
この本は前半は市場でのトレードが、才能なのか訓練なのか?という命題について語られ、後半は、アメリカ・シカゴ出身の伝説のプライベート・トレーダーであるリチャード・デニスが実際に、トレード集団に手解きをしたその秘伝のノウハウががわかりやすく説明されている内容となっています。
昨今、「手っ取り早く儲けられる売買手法」というキャッチーな宣伝文句に釣られて、100万円単位で大枚をはたいて、結局は大損をして終わったトレーダー志望の投資家が、改めて地道に基本を改めて勉強しなおす、という動きも出てきている様です。
そう一見、遠回りに見える方法でも、地道に努力をして着実に身に着ける事が、結局は近道だった、という事に気が付き始めているそうです。
「『基本に戻る』事が重要かもしれません。」
既に経験してきた通り、最後の金融危機が起こって既に10年近くも経ち、その傷跡も癒えたかのように見えます。
しかし、現実は景気の落ち込みを防ぐために、異常なほどの低金利政策が多くの国で採られた結果、未だに主要国の銀行は収益が回復をしていないのが実情です。特に一部の欧州の大手銀行は、ユーロの矛盾も相まって、状況が悪化しています。
トレンド・フォローは上がっても、下がっても基本的には利ザヤを稼ぐのが目的なので、市場がどちらの方向に動いても、一定期間継続してそのトレンドが続けば収益を確保できるという手法です。
今後、そういった局面が起こる時に備えて、基礎を改めて復習してみるのも良いのかもしれません。特に、アメリカ以外の国々の市場で利益を上げようとするのであればなおさらです。
出版の日付や新しいタイトル、値段等が決定した際には再度知します。
(注)これらの文章はあくまでも情報提供を目的としており、金融商品の売買やその勧誘を目的にはしておりませんのでご留意くださ い。