「プライベートバンク:スイス、シンガポールはたまたアメリカ、という選択肢。」
2018.06.15 プライベート・バンキング
「伝統と保守的なスイス。」
プライベート・バンクと聞けばやはりまずは「スイス」が思い浮かぶのではないでしょうか。
今までは強固な守秘性とも相まって、プライベート・バンクと言えばスイスが本場、というのが定番でした。
その特徴は、顧客の資産を「積極的に増やす」、というよりは、「減らさない」、そういった投資に対するスタンスがあります。
今となっては守秘性より、伝統に基づくその資産保全管理に対する保守的なスタンスが世界中の顧客を惹きつけている理由の一つと言えるでしょう。
「地の利とレバレッジのシンガポール。」
シンガポールはやはり日本からも最も至近な金融センターの一つと言えます。
アジアのスイスを標榜し、守秘性などもかなりスイスを真似て法制度を整えて実現していました。現在はスイス同様、守秘性というよりは富裕層が増大する「アジアでのプライベート・バンクの拠点」という地の利も武器にして、プライベート・バンク業界での存在感を強めています。
スイスなどと大きく異なるのは、投機が好きな中国人顧客の影響からか、投資に対するスタンスは保守的というよりはかなり攻撃的な布陣を敷くことも厭いません。
借入などを利用して、大きなレバレッジの効かせたかなり攻撃的な投資スタンスをも許容するプライベート・バンクもあります。特に投資については顧客の借り入れニーズに十分と応えてくれるでしょう。
「実用性と守秘性のアメリカ。」
アメリカのプライベート・バンクは実用面では、他の2つの国よりも勝っている様に思えます。特に売買手数料などはスイスに比べると安く、オンラインでの残高確認などはできるのが普通です。また株式などの配当金自動再投資なども可能です。
本格的な個別銘柄での一任勘定サービスも10万㌦単位の資産に対しても提供しています。これは、現状アメリカのみの非常に優れたサービスです。
更には、世界的な顧客情報自動交換に関する取り決めに参加していないため、守秘性の面でも他の地域よりも優位にあるのです。
加えて、日系人や在留邦人の現地専門家の多さも安心感につながります。
ですので、海外のプライベート・バンクを選ぶ際には、まずはこんな簡単な特徴を念頭に置くと良いでしょうね。
弊社は、これら3地域でのプライベート・バンクやウエルス・マネジメントについて20年以上の豊富な経験と実績を持っておりますので、様々な要望についてアドバイスが可能です。
弊社に相談を希望する場合には、電話番号とメール・アドレスを添えて「プライベート・バンク・ウエルス・マネジメント相談希望」と弊社にメールにて返信、または直接電話にてご相談ください。
原則、30分間無料となっています。
(注)これらの文章はあくまでも情報提供を目的としており、金融商品の売買やその勧誘を目的にはしておりませんのでご留意くださ い。