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「発展するアジアのプライベート・バンキング拠点:シンガポール②」

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≡ COLUMN「発展するアジアのプライベート・バンキング拠点:シンガポール②」
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○○○ 香港と比較 ○○○

シンガポールの専門的な長所としては、

①スイスを手本にした銀行法による守秘性の高さ
②手数料の低さ
③日本語をしゃべるスタッフの多さ
④信頼のおける監督規制

などがあげられます。

            


 良く比較される拠点として「香港」があげられますが、幾つかの面
でシンガポールが勝っています。

 特に①守秘性の高さ、という観点からはシンガポールの方が香港の
数倍もの信頼性が期待できます。ご存知の通り、香港は、中国の領土
であり、中国は一党独裁の共産主義国家です。この中国が外国人の
「守秘性」を必ず守ってくれると確信できない限りは、香港のPBを利
用するのは避けたほうが無難と断言できます。

 ちなみにこの守秘性の高さは④信頼のおける監督規制があってこそ
維持が可能となり正に車の両輪のような関係にあるのです。

○○○ 発展するアジアとPBサービス ○○○

 アジアがより発展して行くことを鑑みると、シンガポールが資産管
理の上でより重要性を増していくことは、スイスの老舗のプライベー
ト・バンカーも強く認識をしており、今後シンガポールにはより多く
のPBが進出してくるものと予想されます。

 実際、シンガポールのPBビジネスは確実に成長しており、今後も拡
大を見込んで、各PBはその人員増強の計画を立てています。

 この顧客の中にはもちろん、近隣アジア諸国の顧客だけではなく、
日本の顧客が多く含まれています。

 長年の経験を持つスイスのPBが、まだしばらくはその競争力を維持
して行くと見ていますが、今後は世界各国からの開示圧力の高まりを
踏まえて、スイスのPBの機能一部をシンガポールに今後、移していく
可能性も否めません。

 スイスでは主にはスイス人または日本人が担当する場合が殆どです。
SGPでは事情が異なります。シンガポールでの日本人向けPBサービスは、
日本での留学や勤務経験のある台湾などの日本語を話す中国系スタッ
フの存在があげられます。彼らの謙虚な態度に信頼を
おく日本顧客も多い様です。

 いずれにせよ、世界経済の流れがPB拠点の選択にも大きく影響を与
えつつある点は念頭に置くべき動向です。◆


(これは2009年4月4日に登録会員に配信されたものです)

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