プライベートバンク等に関する誤った情報の氾濫とその考察
2008.10.26 プライベート・バンキング
最近ネットを閲覧をしていると、プライベート・バンクやオフショアに関する誤った情報が氾濫しています。
筆者が1997年にウェブサイトを開設した時には、日本ではこの手の情報を提供しているサイトはありませんでした。海外でも極限られた(実際には1サイト)しか存在していなかった事を考えると隔世の感を覚えざるを得ません。

筆者がプライベート・バンクやオフショア・バンク等について、はじめて意識し始めたのは、旧大手4大証券の一角を占めていた今は無き「某證券会社」の投資信託部に勤務をしていたときでした。
ある地方の支店の営業マンから、「アメリカのミューチュアル・ファンドを用いての相続税軽減の相談」を受けたことがきっかけでした。その延長でスイスのプライベート・バンクにも興味を持ち、当時でもウェブサイトを"swiss private bank"と英語でサーチすると"swiss-private-bank"と言うミステリアスなウエブサイトに行き着いたことを今でも鮮明思い出します。
そこで、英語で問い合わせをするとスイス、チューリッヒから直接自宅に電話がかかってきたのには非常に驚きました。その銀行の名前は "Bank von Ernst"。1997年のことでした。その後、アジアの担当責任者であったスイス人の彼とは東京で会い、その後ビジネスパートナーへと発展して行きました。今はこの銀行は"Royal Bank of Scotland"に買収され"RBS Coutts"と名前を変えてしまいました。その彼も買収の余波から退職して現在は他の会社に勤めています。そして今でも彼や元"Bank von Ernst"の担当者はビジネスパートナーです。
人は変わってもこの銀行との関係はいまだにあるため、既に11年越しの付き合いになる訳ですが、残念ながら、スイスの本社には面識のある従業員は残っていません。かろうじて数年前(2001年)にBank von Ernstに招かれてチューリッヒに研修に行った際に御世話になった担当者が唯一残っているだけです。
筆者には経験、歴史、そこから得た知識に自負があります。
最近ウエブサイトや出版されている本を眺めているとプライベート・バンクやオフショアい関する情報やサービス提供している人々や会社の面子が随分変わりました。
昔はそれでも国内や外資の銀行や証券会社に勤めた経験と知識のある本当のプロや専門家や実務者の情報も多く、それなりに感心させられるものも多かったと感じます。
しかし、最近は「にわか」や「素人上がり」の「専門家」があまりにも多くなっています。彼らは限られた経験や聞きづての知識をあたかも真実のよう「自信を持って」語っています。また手探りで試行錯誤を繰り返し業務をしています。つまり誤った情報が氾濫しているのです。
これらの「似非専門家」の知識に振り回されて混乱し、無駄な時間や労力を費やしている人々があまりにも多いことに驚かされます。彼らの情報は「専門家」や「実務者」から見ると、あまりにも曖昧で主観的かつ不正確なのです。
つまり、これらの情報を鵜呑みすることは非常に危険です。貴方の判断を大きく誤らせ、多大な時間と労力を失います。
本当の専門家や実務者は「本」や「ウェブサイト」に価値のある情報をやすやすと提供しないものです。特に最近は「提灯本」(著者による自作自演の自費出版本)が氾濫しており、お金さえ出せば誰でも本を出版できる時代になっています。
つまり昨今「有名な出版会社から出版されている」「雑誌に寄稿している」等のメディアでの露出の多さ等はその情報の信憑性の判断根拠としてはかなり弱くなってきたことを肝に銘じるべきであると思います。そしてこれこそが現在出版業界が低迷している最大の原因であると筆者は分析しています。
例えばオフショアやプライベート・バンクに関する本当の情報が必要であれば、少なくても国内や海外の銀行や証券会社での関連実務勤務と海外経験のある著者や実務経験者からの情報を頼りにすべきなのです。
素人、「にわか専門家」の発信する情報は、読みやすく共感しやすいという長所はありますが、それが全てです。その信頼性は著しく低いと断言できます。筆者は多くの専門家や実務者を知っています。しかし、「本当の専門家や実務者」は安っぽいノウハウ本や体験所等を自ら出版して利益を得ようとは考えません。
最近、富にこういった「似非専門家」の誤った情報に振り回されている方々からの、お問い合わせが非常に多くなっています。その自称「似非専門家」はスイスのプライベートバンクのについていい加減な情報を、あたかも真実のように、自信を持って人々に発信しいるようです。そのおかげでプライベートバンクに口座開設をするだけで1年以上も時間をかけたあげくに、困惑して相談に駆け込んでくるケースがおおくなっているのです。本当に正しい専門家にめぐり合えれば1ヵ月で本格的プライベートバンクでの口座開設は可能なのです。
そして、もっとも大切なのは「何処で口座をあけるか」よりも「そこで何をしたいのか?」、「そこで何をするのか」を明確にすることなのです。口座を開設することは目的やゴールではありません。あくまでも手段なのです。
そんな目に会わないために、まずは情報発信者がどのような経歴を持っているかをしっかりとチェックし、それを念頭に入れて情報を判断する事が情報の信憑性を決定付ける重要であることを肝に銘じていただければと思います。
彼らの書く本はドキュメンタリー仕立ての「フィクション」であることが殆どです。そして、それを見極める事を出来るのが本当の専門家や実務者です。しかし、普段からその目を養い、最終的にそれらを見極め、判断しなければいけないのは、本当は皆様自身であることも忘れないようにしましょう。◆
筆者が1997年にウェブサイトを開設した時には、日本ではこの手の情報を提供しているサイトはありませんでした。海外でも極限られた(実際には1サイト)しか存在していなかった事を考えると隔世の感を覚えざるを得ません。
筆者がプライベート・バンクやオフショア・バンク等について、はじめて意識し始めたのは、旧大手4大証券の一角を占めていた今は無き「某證券会社」の投資信託部に勤務をしていたときでした。
ある地方の支店の営業マンから、「アメリカのミューチュアル・ファンドを用いての相続税軽減の相談」を受けたことがきっかけでした。その延長でスイスのプライベート・バンクにも興味を持ち、当時でもウェブサイトを"swiss private bank"と英語でサーチすると"swiss-private-bank"と言うミステリアスなウエブサイトに行き着いたことを今でも鮮明思い出します。
そこで、英語で問い合わせをするとスイス、チューリッヒから直接自宅に電話がかかってきたのには非常に驚きました。その銀行の名前は "Bank von Ernst"。1997年のことでした。その後、アジアの担当責任者であったスイス人の彼とは東京で会い、その後ビジネスパートナーへと発展して行きました。今はこの銀行は"Royal Bank of Scotland"に買収され"RBS Coutts"と名前を変えてしまいました。その彼も買収の余波から退職して現在は他の会社に勤めています。そして今でも彼や元"Bank von Ernst"の担当者はビジネスパートナーです。
人は変わってもこの銀行との関係はいまだにあるため、既に11年越しの付き合いになる訳ですが、残念ながら、スイスの本社には面識のある従業員は残っていません。かろうじて数年前(2001年)にBank von Ernstに招かれてチューリッヒに研修に行った際に御世話になった担当者が唯一残っているだけです。
筆者には経験、歴史、そこから得た知識に自負があります。
最近ウエブサイトや出版されている本を眺めているとプライベート・バンクやオフショアい関する情報やサービス提供している人々や会社の面子が随分変わりました。
昔はそれでも国内や外資の銀行や証券会社に勤めた経験と知識のある本当のプロや専門家や実務者の情報も多く、それなりに感心させられるものも多かったと感じます。
しかし、最近は「にわか」や「素人上がり」の「専門家」があまりにも多くなっています。彼らは限られた経験や聞きづての知識をあたかも真実のよう「自信を持って」語っています。また手探りで試行錯誤を繰り返し業務をしています。つまり誤った情報が氾濫しているのです。
これらの「似非専門家」の知識に振り回されて混乱し、無駄な時間や労力を費やしている人々があまりにも多いことに驚かされます。彼らの情報は「専門家」や「実務者」から見ると、あまりにも曖昧で主観的かつ不正確なのです。
つまり、これらの情報を鵜呑みすることは非常に危険です。貴方の判断を大きく誤らせ、多大な時間と労力を失います。
本当の専門家や実務者は「本」や「ウェブサイト」に価値のある情報をやすやすと提供しないものです。特に最近は「提灯本」(著者による自作自演の自費出版本)が氾濫しており、お金さえ出せば誰でも本を出版できる時代になっています。
つまり昨今「有名な出版会社から出版されている」「雑誌に寄稿している」等のメディアでの露出の多さ等はその情報の信憑性の判断根拠としてはかなり弱くなってきたことを肝に銘じるべきであると思います。そしてこれこそが現在出版業界が低迷している最大の原因であると筆者は分析しています。
例えばオフショアやプライベート・バンクに関する本当の情報が必要であれば、少なくても国内や海外の銀行や証券会社での関連実務勤務と海外経験のある著者や実務経験者からの情報を頼りにすべきなのです。
素人、「にわか専門家」の発信する情報は、読みやすく共感しやすいという長所はありますが、それが全てです。その信頼性は著しく低いと断言できます。筆者は多くの専門家や実務者を知っています。しかし、「本当の専門家や実務者」は安っぽいノウハウ本や体験所等を自ら出版して利益を得ようとは考えません。
最近、富にこういった「似非専門家」の誤った情報に振り回されている方々からの、お問い合わせが非常に多くなっています。その自称「似非専門家」はスイスのプライベートバンクのについていい加減な情報を、あたかも真実のように、自信を持って人々に発信しいるようです。そのおかげでプライベートバンクに口座開設をするだけで1年以上も時間をかけたあげくに、困惑して相談に駆け込んでくるケースがおおくなっているのです。本当に正しい専門家にめぐり合えれば1ヵ月で本格的プライベートバンクでの口座開設は可能なのです。
そして、もっとも大切なのは「何処で口座をあけるか」よりも「そこで何をしたいのか?」、「そこで何をするのか」を明確にすることなのです。口座を開設することは目的やゴールではありません。あくまでも手段なのです。
そんな目に会わないために、まずは情報発信者がどのような経歴を持っているかをしっかりとチェックし、それを念頭に入れて情報を判断する事が情報の信憑性を決定付ける重要であることを肝に銘じていただければと思います。
彼らの書く本はドキュメンタリー仕立ての「フィクション」であることが殆どです。そして、それを見極める事を出来るのが本当の専門家や実務者です。しかし、普段からその目を養い、最終的にそれらを見極め、判断しなければいけないのは、本当は皆様自身であることも忘れないようにしましょう。◆


