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プライベート・バンクキング Private Banking

プライベート・バンキングとは、ある一定規模の資産を持つ個人投資家に特化した金融サービスのことを指します。そしてこのプライベート・バンキングを提供する金融機関を「プライベート・バンク」と総称しています。この中には専業のものや、大手金融機関のプライベート・バンキング部門も含まれています。

日本国内ではプライベート・バンキングを独立資本で専業にしている金融機関は存在していません。海外、特に欧州においては幾つかの国々で専業の金融機関が過去には存在していましたがその数は減少する傾向にあります。

現在は大手の金融機関のプライベート・バンキング部門または大手金融機関の資本が入った専業銀行という色分けになっており、ますます専業プライベート・バンクは貴重な存在となってきています。

プライベート・バンクは宣伝をしない?

プライベート・バンクとは主に個人資産の管理(運用、決済、保全、遺産継承対策、等)を包括して行う金融機関です。分かりやすく言えば、銀行、証券会社、投資顧問、ファイナンシャル・プランナー、コンサルタントの機能を持つ、富裕個人層に特化したサービスを提供する金融機関です。もちろん、法人名義のご利用も可能です。

昨今、一般新聞紙などで米系、アジア系等の大手金融機関が大々的な宣伝をしていますが、元来プライベート・バンクは既存顧客を守る点から、一般の人々に知られる事を避けるため一般メディアを利用した広告を極力控える傾向があります。

また、大手外資系金融機関のプライベート・バンキングは、新しい顧客の獲得には非常に熱心で、広告や宣伝などのプロモーションを大々的に行っているようです。確かに、大手外資系金融機関のブランドは良く耳にしますし、信頼感があります。しかし、個人の資産を任せる、という観点から見た場合にはブランドやイメージだけで判断するのは必ずしもベストではないかもしれません。

例えば、ある米系金融機関は非常に積極的に日本国内でサービスを展開し、顧客の数を短期間に増やしていました。しかし、ある日突然にそのサービスを全て中止し、顧客に資産を返却しなければならない状況になってしまいました。その金融機関は数千の個人顧客とそのデータを保有しておりそれがサービス中止とともに外部に漏洩した事実があるかどうかは、当時利用をしていた顧客は知る由もありませんが、プライバシーの観点からは資産家及び富裕層がこのような事態にさらされる事は絶対に避けなければなりません。

資産家、富裕層がプライベート・バンキング・サービスを検討する場合に、まず念頭におかなければならないのは、まずは「安全性、継続性、永続性」なのです。プライベート・バンキングでは金融機関の都合で顧客が右往左往する事は本来はあってはならないこと、といってもよいでしょう。

本来、多くの資産家や富裕層は控えめでかつ目立たず地味である事を好み、一流プライベート・バンクも同様なのです。

プライベート・バンク業務に次々と参入を試みる金融機関

プライベート・バンキング・サービスにはそれなりのノウハウがあります。本来は一朝一夕に提供できるものではありません。プライベートバンキング・サービスと自称する事は至って簡単で単純です。しかし、単に資産家を顧客にしていればよいのではありません。そのサービスはいたって広範囲にわたり、かつ長年蓄積されたノウハウが存在しています。

しかし、それでも多くの金融機関が参入を試みるのは何故なのでしょうか?

本場スイス・プライベート・バンクの特徴(1934年連邦銀行法第47条B項)

例えばスイスは過去2回に及ぶ世界大戦の戦禍をまぬがれた永世中立国であり、その独立性はEC(欧州共同体)やユーロ(欧州統合通貨)へ不参加を表明する等、あらゆる政治的な干渉をかたくなに拒んでいる事からも、よくお分かりになると思います。歴史的、地理的、民族的な意味合いにおいてプライベート・バンクとしての条件を満たしており、プライベートバンキング=その国と云っても決して過言ではありません。その最大の特徴はその「守秘性」、つまるところ資産の「保全性」にあります。

その根拠として1934年連邦銀行法大47条B項において、「銀行職員が職務上知り得た情報に関して、守秘義務に違反した場合には刑事罰の対象となり、罰金刑もしくは最高6ヶ月の禁固刑もしくはその双方の刑事罰に処せられる」と規定されています。その国のプライベート・バンクはこの法律の規定を基に世界の顧客から絶対の信頼と安心感を勝ち得ているのです。

プライベート・バンクの利用をされている方とそのメリット

あまり知られていない事実ですが、スイスでの源泉課税は一切ありません。

以上の方々がスイスのプライベート・バンクに口座を持つべき理由は以下の通りです。

  1. 保全・守秘性の高さ
  2. 柔軟なサービス提供と豊富なノウハウ
  3. 高い格付け
  4. 事業及び資産承継への利用
  5. 源泉徴収がない

等が挙げられます。

顧客の安全とプライバシーのため、目立ち過ぎてはいけないプライベート・バンク

元来、プライベート・バンクは派手に新聞やテレビで宣伝をする事なく、顧客を「徐々に」増やしてきているため、本格的なプライベート・バンクについての情報については、なかなか届かないのが現状です。

ひとつご留意いただきたい点は、国内認可の日系や外資大手金融機関の提供するプライベート・バンキング・サービスにはそれなりの利点があり、また海外の専業プライベート・バンクにもそれなりの利点があることです。つまり、それぞれの利点を良く理解をしたうえでうまく選択することが間違いの無い利用方法といえるでしょう。また、個人を対象にするプライベート・バンキングについては、「皆が知っている」、または「有名である」、というブランド的な要素は判断材料の一つの要素でしかなく、決して全ての顧客に適切な判断材料ではないことをくれぐれも理解するべきでしょう。

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