スイス・プライベート・バンクでの一任口座について
2008.11.04 プライベート・バンキング
◆◆◆◆「間違いだらけの『スイス銀行』」◆◆◆◆
最近、スイス銀行での一任口座について誤った情報が出回っているようで
す。
ここでは皆様にできる限りの事実をお伝えしたいと思います。
◆◆◆◆「スイス銀行での一任口座とは?」◆◆◆◆
この一任口座というのはスイス銀行の口座にある自己資金の「運用を全て
一任する」と言うものです。運用方法は預ける金額の規模にもよりますが、
通常はファンドが中心となります。
特にスイスの銀行などに運用を一任した場合には、その投資判断や分析に
ついては最終顧客の意向や意思は全く反映されないサービスであり、投資家
には利益が出ても、損失が出ても運用成績でしか帰ってこないサービスなの
です。
◆◆◆◆「投資や運用の知識が無い人向け」◆◆◆◆
つまるところ「投資や運用」などに全く知識や経験が無い人向けのサービ
スでもあるのです。
しかし「スイス銀行」や「金融や投資」の世界を良く知らない人は、まる
で「オールマイティ」なサービスであると信じ込んでしまうようです。この
サービスを受ければ、夢のような運用収益が上げられるものと思い込んでし
まうのです。
利益を上げている時にはまだ良いのですが、一旦損失が出始めると投資判
断に自身が参加していないため、手の打ちようが無いだけではなく、どこか
釈然とせず、納得が行かないと言う事態がおきてしまいます。
ご参考までにこのサービスの標準的な料金は売買手数料、保管料などの料
金を全て込みで1年間の残高の1%前後と心に命じてください。もしこれより
も高ければ業界標準を上回っていると考えて結構です。もしかすると他の銀
行と異なる付加価値をつけるサービスが含まれているのかもしれません。そ
れは各々の銀行による説明を吟味するしかありません。
◆◆◆◆「助言口座とは?」◆◆◆◆
『最終的に自分で全てを決定するので、プライベート・バンク担当者と相
談をしながら運用するサービスにしよう。そしてそれならば安くつくだろう。』
と思いつく皆様も多いと思います。
しかし、残念ながら料金に関して言うと、一任勘定と全く同様で1年間の
残高の1%前後に設定されおり一任と変わらないのが一般的です。この理由は
簡単で銀行側からすると、顧客の相談に乗ることはそれなりの労力と時間、
つまりコストがかかってしまうからなのです。ちなみに、スイスの銀行では
担当者が日本語をしゃべらないケースがままあるわけですが、この場合には
助言口座は顧客単独では使えないことを意味します。
◆◆◆◆「自己運用口座とは?」◆◆◆◆
最後に残された「自己運用口座」は、スイスの銀行を資産保全の「器」または「金庫」
と考える利用法です。これはスイスの銀行担当者にはファンドなどの投資商
品の売買の指示しかしません。ただ購入した商品はしっかりと保全してもら
います。また、さらに定期的に報告書も英語でしっかりと作成送付をしても
らえます。
その結果、この利用方法であればスイス銀行での料金が非常に安くなり1
年間の残高の0.2~0.3%で済んでしまいます。ちなみに銀行によって異なり
ますがこれに加えて商品の売買手数料や500スイスフランの管理用がかかるの
が通常です。
この利用法の利点は、安い事だけではなく顧客が金融、投資、語学に明る
い「助言者」つまり「アドバイザー」を自ら選んでつけることができる点で
もあります。この「アドバイザー」が銀行との間に入って色々とコミュニケ
ーションをとることもできます。
ただし、筆者の知り得る限りでは信頼できる「アドバイザー」は極端に少
ないと思われ、その選択については銀行の選択以上に慎重に行なわなければ
なりません。そのアドバイザーの選択方法については別の機会に皆様にご説
明する事と致します。
◆◆◆◆結論◆◆◆◆
スイス銀行にはこれら三つ以外にも様々な活用方法があり、その利用法は
ある意味では利用する顧客が各々決めるものと言って過言ではありません。
一つの利用法が「全ての顧客にベスト」という事は決してありません。
また安易に「体験本」を鵜呑みにする事は非常に危険です。著者による企
画本が蔓延している今日この頃、自らのビジネスのために出版された「広告」
の可能性もあります。
誤った情報に惑わされ、時間や労力を無駄にしないように気を付けて下さ
い。◆
最近、スイス銀行での一任口座について誤った情報が出回っているようで
す。
ここでは皆様にできる限りの事実をお伝えしたいと思います。
◆◆◆◆「スイス銀行での一任口座とは?」◆◆◆◆
この一任口座というのはスイス銀行の口座にある自己資金の「運用を全て
一任する」と言うものです。運用方法は預ける金額の規模にもよりますが、
通常はファンドが中心となります。
特にスイスの銀行などに運用を一任した場合には、その投資判断や分析に
ついては最終顧客の意向や意思は全く反映されないサービスであり、投資家
には利益が出ても、損失が出ても運用成績でしか帰ってこないサービスなの
です。
◆◆◆◆「投資や運用の知識が無い人向け」◆◆◆◆
つまるところ「投資や運用」などに全く知識や経験が無い人向けのサービ
スでもあるのです。
しかし「スイス銀行」や「金融や投資」の世界を良く知らない人は、まる
で「オールマイティ」なサービスであると信じ込んでしまうようです。この
サービスを受ければ、夢のような運用収益が上げられるものと思い込んでし
まうのです。
利益を上げている時にはまだ良いのですが、一旦損失が出始めると投資判
断に自身が参加していないため、手の打ちようが無いだけではなく、どこか
釈然とせず、納得が行かないと言う事態がおきてしまいます。
ご参考までにこのサービスの標準的な料金は売買手数料、保管料などの料
金を全て込みで1年間の残高の1%前後と心に命じてください。もしこれより
も高ければ業界標準を上回っていると考えて結構です。もしかすると他の銀
行と異なる付加価値をつけるサービスが含まれているのかもしれません。そ
れは各々の銀行による説明を吟味するしかありません。
◆◆◆◆「助言口座とは?」◆◆◆◆
『最終的に自分で全てを決定するので、プライベート・バンク担当者と相
談をしながら運用するサービスにしよう。そしてそれならば安くつくだろう。』
と思いつく皆様も多いと思います。
しかし、残念ながら料金に関して言うと、一任勘定と全く同様で1年間の
残高の1%前後に設定されおり一任と変わらないのが一般的です。この理由は
簡単で銀行側からすると、顧客の相談に乗ることはそれなりの労力と時間、
つまりコストがかかってしまうからなのです。ちなみに、スイスの銀行では
担当者が日本語をしゃべらないケースがままあるわけですが、この場合には
助言口座は顧客単独では使えないことを意味します。
◆◆◆◆「自己運用口座とは?」◆◆◆◆
最後に残された「自己運用口座」は、スイスの銀行を資産保全の「器」または「金庫」
と考える利用法です。これはスイスの銀行担当者にはファンドなどの投資商
品の売買の指示しかしません。ただ購入した商品はしっかりと保全してもら
います。また、さらに定期的に報告書も英語でしっかりと作成送付をしても
らえます。
その結果、この利用方法であればスイス銀行での料金が非常に安くなり1
年間の残高の0.2~0.3%で済んでしまいます。ちなみに銀行によって異なり
ますがこれに加えて商品の売買手数料や500スイスフランの管理用がかかるの
が通常です。
この利用法の利点は、安い事だけではなく顧客が金融、投資、語学に明る
い「助言者」つまり「アドバイザー」を自ら選んでつけることができる点で
もあります。この「アドバイザー」が銀行との間に入って色々とコミュニケ
ーションをとることもできます。
ただし、筆者の知り得る限りでは信頼できる「アドバイザー」は極端に少
ないと思われ、その選択については銀行の選択以上に慎重に行なわなければ
なりません。そのアドバイザーの選択方法については別の機会に皆様にご説
明する事と致します。
◆◆◆◆結論◆◆◆◆
スイス銀行にはこれら三つ以外にも様々な活用方法があり、その利用法は
ある意味では利用する顧客が各々決めるものと言って過言ではありません。
一つの利用法が「全ての顧客にベスト」という事は決してありません。
また安易に「体験本」を鵜呑みにする事は非常に危険です。著者による企
画本が蔓延している今日この頃、自らのビジネスのために出版された「広告」
の可能性もあります。
誤った情報に惑わされ、時間や労力を無駄にしないように気を付けて下さ
い。◆


